菊池幸見氏選評:
シンプルイズベスト!
短いセリフに思いが凝縮されています。
近い答えはいくつかありましたが、余計なセリフがくっついていて残念。
私を唸らせるような一言だったら選んだと思うのですが。
「会う」や「逢う」の表記にもかなり悩みましたが、ここはあえてひらがながいいのかなと。
こちらは菊池幸見氏が最後の最後まで悩んだセリフです
「ネコニャン」さん
「やっと逢えました・・・今度逢いにまいります」
これぞまさに輪廻転生!
次の輪廻をはっきりと口にしているわけで、なかなかスゴイ。
老婆の思いが伝わってきます。同様の回答はいくつかありましたが、一番スッキリしていました。
ただやはり「今度逢いにまいりますね」という風にやわらかくした方が、老婆のセリフとして強く伝わってくるような気がします。
矢巾町「Re田園狸之介」さん
「おじいちゃん、私は幸福でしたよ」
なるほど、これもあり!
実はこのパターンの回答がかなり多かったんです。一番多かったかもしれません。
心配して輪廻転生してきた肉親に、自分のこれまでの人生を報告する。
幸福でしたという一言の重さが伝わってきますね。
北上市「ちみこさん」さん
「約束どおり、私の孫の結婚を祝いに来てくれたんですね」
そんな約束をしてたとは!
なるほど、だから輪廻転生したのか。
私は老婆を単なる列席者として設定していました。
そうなると主人公の友人が子孫?それとも新婦が子孫?
いや血の繋がりは無いわけだから、いわば「魂の子孫」。
うーむ、これで短編がまた一本書けるぞ。
長野市「ブナの森」さん
「ずっと怖かったよ、古井戸の死体の事は誰にも話さなかったよ」
ひぇーーー、こ、怖い・・・。
まったくの想定外。
そうか、孫が誰かに口外しないか気になって輪廻転生したのか。
それとも孫が共犯者だったりして。
うわーっ、こんなセリフが浮かぶなんて、あなたはかなりのホラー小説マニア?
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